スイッチオーバーおよびバックワード シナリオのプロセス
スイッチオーバーおよびバックワード シナリオのプロセスの説明
- 元のアクティブ コントロール サービスが停止すると、概要ページおよびマネージャとそのコントロール サービスとの間の接続は切断されます。そのため、更新された情報を受信して表示することができなくなり、通常のスイッチオーバーでは表示される、スイッチオーバー開始後の変更内容が表示されません。
- 概要ページと元のアクティブ コントロール サービスとの接続が失われると、以下のメッセージが表示されます。
- このメッセージは、元のアクティブ コントロール サービスが停止しているので、概要ページへの接続が切断されたことを示します。
- [OK]をクリックし、メッセージを閉じます。このメッセージは、元のスタンバイ コントロール サービスがアクティブになり、接続が確立されるまで何度も表示される可能性があります。
- 元のスタンバイ コントロール サービスが新しいアクティブ コントロール サービスとして機能するようになると、概要ページは自動的にコントロール サービスに再接続されます。そこで[ログイン]ダイアログ ボックスが表示され、新しいアクティブ コントロール サービスへのログインが要求されます。
- ユーザ名、パスワード、およびドメイン名を入力し、[ログイン]ボタンをクリックします。
- 概要ページが再表示され、新しいアクティブ コントロール サービスに接続した状態になります。
- マネージャで、[ユーザ認証情報]ダイアログ ボックスが表示されることもあります。
- [ユーザ認証情報]ダイアログ ボックスでは、新しいアクティブ コントロール サービスへのログインが要求されます。このダイアログ ボックスが表示された場合は、必要な詳細を入力して、[OK]をクリックします。
- 注: [ユーザ認証情報]ダイアログ ボックスの外観は、内部キャッシュ設定に関連しています。スイッチオーバー プロセスの進捗状況を必ずしも示すわけではありません。[ユーザ認証情報]ダイアログ ボックスが表示されない場合でも、スイッチオーバーが実行されることがあります。
- 2 つのコントロール サービスには、切り替えられた役割があります。これで、マネージャから元のコントロール サービスへの接続は切断され、スタンバイ コントロール サービスへの接続が確立され、スイッチオーバーの後でスタンバイ コントロール サービスがアクティブ コントロール サービスになります。スイッチオーバー関連のイベントは、[イベント]ペインに表示されます。
- 注: 「スプリット ブレイン」の問題と解決法
- 接続が失われ、スイッチオーバーが行われた後、元のスタンバイ コントロール サービスがアクティブ コントロール サービスとして機能します。ただし、その時点でも、元のアクティブ コントロール サービスが動作していることがあります。再接続の際に、どちらのコントロール サービスも、アクティブ コントロール サービスになろうとする場合があります。問題となる可能性があるこの状態を避けるために、Arcserve RHA は、組み込み数値パラメータを各コントロール サービスに保持しており、スイッチオーバー プロセスによって、新しくアクティブになったコントロール サービスの番号が増えます。すべての接続要求は、このパラメータと共に送信されます。コントロール サービスは、接続要求を受信すると、数値が現在のものより高いか低いかを確認します。数値の低いコントロール サービスはシャットダウンし、スタンバイ コントロール サービスになります。
- スイッチオーバーの後で、バックワード シナリオがシステムによって自動的に開始されます。
- 元のアクティブ コントロール サービスが有効になると、バックワード シナリオが実行を開始します。新しいアクティブ コントロール サービスから新しいスタンバイ コントロール サービスにデータがレプリケートされ、現在のスタンバイ コントロール サービス上のデータが上書きされます。
- これで、スタンバイ コントロール サービスの役割をスイッチバックし、元のマスタをアクティブ サーバに、レプリカをスタンバイ サーバにすることができます。